久しぶりの雑記だ。しばらく仕事以外ではコンピュータを触る機会もなくなっていた。Google Readerのフィードとか、流し読みすらしない日々。一年前とは生活がおそろしいほど変わってしまった。
職場で必要とされているという実感は気分の悪いものではないし、仕事自体にもそれなりにやりがいを感じるようにはなっている。しかし相変わらず次から次へと流れてくる案件の処理に追われ、本来の業務として聞いていたものに手がつけられない。「これさえ片付けたら楽になる」と考えながら働くようになって、もう何ヶ月たったのか。
いつのまにやら自分が抜けたら職場がつぶれる、抜けなければ自分がつぶれる…などという状況になってしまっている気がする。僕が風邪を引いたらどうなるのか、怖いものがある。たかだか一就労支援事業所がガタガタになったところで世間的な問題にはならないけれども、利用している方々のことを考えればよくない不安定さだと思う。
ウチの法人は近年、規模を大きくしてきているけれど、それに見合うだけの人員の余裕がない。そのうち僕でなくとも誰か倒れるだろう、きっと。
ひとまず年末年始には連休を頂けそうな雰囲気なので、故郷で年越しができそうだ。それをはげみに年内をやり過ごしていくことにする。別に実家が僕にとって休まる空間というわけでもないのだが、突発的な仕事に振り回される日々にいると、「年末の帰省」といった時期を絞ったイベントの有難さを感じるようになった。十年ほど前の僕は、儀式めいた決まりごとがみな憎くて憎くてたまらないという人間だったのに。日々の生活というものは、人間を変えてしまう恐ろしいほどの力を持っているのだなと感じる。