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Junkieta.netlog → Article, 2004-12

2004年12月の記事

擬似要素と擬似クラス 2004-12-25T22-18

CSS2には擬似要素という素敵な仕様がある。IEが実装していないために(と言い切ってしまう)あまり活用されていないが、以前から使い道を色々考えてはいた。ディレクトリ毎のindexをきっちり作るためのリニューアル作業中にふと気がついたことがあったのでメモしておく。

擬似要素と擬似クラスの組み合わせ

今回テストしたのは:activeと:afterを組み合わせることで「id属性を持つ要素がactiveな状態の時、id属性値を要素後方に生成する」こと。これが実現できれば、通常閲覧時のレイアウトは崩さぬまま、URI参照したい時はactive状態にすることでid属性値が即座に確認できるので便利かな、と思った次第。そのための単純なコードは*[id]:active:before{content:attr(id);}となる。

結果

Firefox1.0とNetscape7.1では期待通りの表現が可能となったが、もともと擬似要素をサポートしていないIEに加えてOpera7.5でも記述が無視されていた。その他のブラウザとMac環境においてどうなのか確認できていないけれど、現状ではGeckoエンジンでしか実現できないのかもしれない。ただ、あって損するものでもないのでリニューアル時の記述には加えておくことにする。

付記

悪夢デザインがキタ 2004-12-23T01-07

ついにタバコパッケージ変更、その実物と出会った。やっぱり以前掲載した告知通りの無残な姿に…。ごーじゃすにカートン買いしたのだけれど、包みを開いて奇妙なことに気がついた。どうやら表面に記された煙草の害に関する警告文は数種類存在しているようだ。なんとなくショックと混乱にまかせてそのリストを作ってみる。

煙草の害に関する注意書きの表
オモテ オモテ補足文 ウラ ウラ補足文
喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つとなります。 疫学的な推計によると、喫煙者は肺がんにより死亡する危険性が非喫煙者に比べて約2倍から4倍高くなります。 妊娠中の喫煙は、胎児の発育障害や早産の原因の一つとなります。 疫学的な推計によると、たばこを吸う妊婦は、吸わない妊婦に比べ、低出産体重の危険性が約2倍、早産の危険性が約3倍高くなります。
喫煙は、あなたにとって肺気腫を悪化させる危険性を高めます。 なし 未成年者の喫煙は、健康に対する悪影響やたばこへの依存をより強めます。周りの人から勧められても決して吸ってはいけません。* なし
喫煙は、あなたにとって心筋梗塞の危険性を高めます。 疫学的な推計によると、喫煙者は心筋梗塞により死亡する危険性が非喫煙者に比べて約1.7倍高くなります。 たばこの煙は、あなたのまわりの人、特に乳幼児、子供、お年寄りなどの健康に悪影響を及ぼします。喫煙の際には、周りの人の迷惑にならないように注意しましょう。* なし
喫煙は、あなたにとって脳卒中の危険性を高めます。 疫学的な推計によると、喫煙者は脳卒中により死亡する危険性が非喫煙者に比べて約1.7倍高くなります。 人により程度は異なりますが、ニコチンにより喫煙への依存が生じます。* なし

注意点

*と記されていない面には(詳細については、厚生労働省のホーム・ページwww.mhlw.go.jp/topics/tobacco/main.htmlをご参照ください。)と小文字で書かれている。

標本は2004-12-22にコンビニエンスストア「サークルK」にて購入したhi-lite1カートンに含まれていたパッケージ。なおカートンの包装にも同様の注意書きが印刷されている。

所感

種類分けはされてるけれど、注意書きはほとんど単語と数字を入れ替えただけ。しかし厚生労働省への参照を促す文が記載されているものとされていないものがあるのはなんでだろう。というかそもそもこんな表を苦労して作って何かに使えるのか?たぶんまったく意味もない。どこかですでに公開されている気もする。あー、鬱だ。

レポート体勢突入 2004-12-21T15-30

本日にて僕の通う大学は冬休みに突入。一月初旬以降に開始されるテスト週間までの二週間程度の休日が開始された。そこで一月に自分が提出すべきレポートの期日をチェックしてみると、六科目での提出義務が発覚。

各科目ごとで差異はあるが、おおむね2000〜4000字のレポートを目次立てし、概要を記した上で提出する必要があるようだ。総計で15000字前後この休日の間に書く必要がある。

文章量自体はどうにかなるレベルだが、問題なのは各科目における関連性を履き違えないようにしなきゃならんところ。他の科目のネタをつぎはぎして規定量を満たすのはコメントレベルの文章を乱発する常套手段だけれど、文章量の比較的多い課題では単にだらだらとしまりのない長文を書いてしまう危険性が高い。それに期日が迫ればなおのこと、推敲にかける時間を惜しむようになってしまう。

12月中に文章量の少ないものを仕上げ、長文レポートのアウトラインを作成し、未プレイゲームをクリア。1月は雑煮食ったり新年会したりしつつ参考文献の読破と内容詰め。テスト週間開始後の期日ぎりぎりまで文章校正…というのがおおむねの予定か。僕個人の心理としては忙しい予定に感じる。

しかしゲームを語ろうの沢月耀さんが官庁統計でゲームを見るで使用していたデータをわざわざ再ULしていただいたものもあるので、ビデオゲームに触れる肝心のゼミレポートは特に気合を入れていきたいと思う。

Google! 2004-12-15T21-08

米Google、大図書館の蔵書のほとんどを検索可能にするプロジェクト

ついにキタ。パブリックドメインの書籍は全文表示、著作権が認められている作品では書籍情報と共に検索語が引用文として表示されるようだ。そうすっと、引用元が明確でない情報、エッセイやコラムの中の曖昧な引用からでも、かなり正確な元資料にたどり着きやすくなる。そのための時間も圧倒的に短縮される。スゴひ。ぜひ日本国内図書館ともこの交渉を行っていってほしいものだ。

しかしこれってゆくゆくは青空文庫とかYAMAGATA Hirooさんの取り組みとかと結びついていくのかなぁ。それとも完全に別個の活動としてそれぞれがやっていくのかなぁ。特に山形さんは手仕事翻訳という時点でGoogleとはまた異なるイキな仕事を為してくれているわけだが、こういう活動が今後どう認知されていくのかがとても気になる。翻訳ってのは芸だから、機械処理に委ねられる範囲には限度があるわけで、Googleの翻訳サービスも大したもんだけど、データ収集としてではなく文章そのもののクオリティを感じるにはどう考えても役不足だし。なんか絡みそうなんだけどなぁ、絡まないかなぁ、どうなんだろなぁ。絡めばめっちゃ面白そうなんだけれど。

なんにしろGoogleで書籍内容と書籍の結びつけが可能になってしまえば、本当にWebの形がまた変わる気がする。さらにRDFのrelated記述なんかも組み合わせてしまえば、書籍内部での引用・非引用関係だって検索可能なものになっていくかもしれない。学問の系譜というか、力関係みたいなものが一目瞭然なデータにできてしまう。大先生達の引用しまくりいやそれはもはや転載だろお前的な情けなさも露呈するし、地道な血のにじむようなデータ収集が結晶した基礎研究が必要な人の目に触れるようになる。いやぁ、すごい、もう自分でも何考えてるのか理解できないぐらい妄想が止まらない。

僕が大学に籍を置いてる間にこのサービスが実現していってくれれば笑いも止まらなくなるのだけれど…。それはムシの良すぎる話か。

父が倒れたようで 2004-12-11T21-19

旧知の友人宅へと電車を乗り継ぎ向かっていた父が、その友人の目の前でぶったおれ、近場の病院へ救急車で担ぎこまれたらしい。重態、というかもはや危篤だと言われていたようだ。それで連絡を受けた母が急遽現地に向かったのだが、容態は回復してきたらしく、会話は通常通り行えたとのこと。

母からの電話を切った後にふと考えた。こういうことは今回だけでなく何度もあったのだが、いつの間にか僕は父が死にかけることに慣れてしまったようだ。実際、今回の知らせを聞いても僕は慌てすらしなかった。以前はあわてふためくとは言わなくとも、緊張感が背筋を走り、全身が凍りついたようになり、ただできることを考え続けた。だが今は何もない。僕は自分に何ができるかと思考もしない。無感動、というべきかもしれない。人の生死に対して鈍感になっている気がする。

さとりを開いたつもりもなければ、全てを無価値と断じるつもりもない。しかし今回、冷めた自分にひどく驚いてしまった。自分が以前と違う人間になっていることに気付かされたような気がした。

言論の自由とインターネット 2004-12-09T09-10

この数年間のブログの台頭は、必然的に、新しい現象を引き起こすことになった。『Blogger』(ブロガー)や『ライブジャーナル』といった作成ツールを使用するオープンなオンラインフォーラムに気軽に参加し、仕事についてあれこれ書きたてる社員について、各企業が対処せざるを得なくなっているのだ。

Wiredがようやっと取り上げた。匿名性云々といった「ネットの闇」の話はアホなほど流通しているが、それよりも情報の発信形態が変化し、個々人が発信媒体化したことに対する「実社会」側の動きをそろそろ考えるべきだろう。情報を公開することは発信者と発信内容が多数の目に晒される、ということでもあり、そうなれば当然「リスク」が発生する。臭いもののフタをとってしまえば、当然ながら排斥だって起こる。

平たく言えば、素人がうっかり隠されがちな事実を伝えた瞬間ごとに訴えられるリスクがあることも同様に論じなければ、ブログ時評とやらはフェアではないのだ。このブログだってそのクオリティの如何はともかく内容証明が良く来る。たかがブログでジャーナリズムを気取って危険なネタを出せば出すほど、個人では受けきれないリスクを抱えることになることを何故指摘しない。

安易な告発は告発者自身の首だって絞めるんだ、というごく単純なことがあまり理解されていないのかもしれない。社会正義にせよ野次馬根性にせよジャーナリズムを気取れば、その情報の注目度合いに比例して法的・社会的な監視の網から抜け出るのは困難になっていく。

振り子のおじさんいわく、「個人は監視の網の目に絡めとられることで誕生する」もの。情報を「公開」する行為は情報を握っていた者を個人として浮き彫りにする。ネットが匿名とか言っても、たとえばすでに切り込み隊長なるハンドルネームは一つの社会的信用を持つ名前として多くのWWW閲覧者に認知されている。そしてそこには前述のリスクがすでに発生しているのだ。おそらく彼が実名を公開していることとはあまり関係なく。

言論の自由というコトバがある。だがこの自由は誰が守ってくれるのか。法だけではない。愚にもつかない誹謗中傷も、議論を進展させるための批判も、著者はリスクを肩代わりする組織に庇護されながら発信しているのだ。書籍は出版社がクレームに対応する。テレビ番組でも局が対応する。一次情報の発信者と受信者はメディアを介してつながるが、同時にメディアの立役者によって隔てられてもいるわけだ。

ネットではISPが出版社やテレビ局に該当する位置づけになるかもしれない。しかしこの膨大な量の発信者を庇護する仕組みはいまだ不透明だ。強制的なサイト削除の是非についても議論が絶えないし、冒頭で取り上げた実社会とネットでの発信の兼ね合いも難しい。長い年月をかけて「お決まり」を作ってきた各出版界とは違った意味で、このあたりの問題を整理していく必要が生じていると感じる。

ゲームハードのデータ 2004-12-07T01-41

本家サイトにゲームハード一覧表を用意してみた。内容としてはWikipediaなどにあたった方が詳細なデータが得られるのだが、簡単な項目だけでもまとめて表示されれば比較しやすくていいかと。

まだ押さえられていないハードもあるし、もう少し詳細にそれぞれのハードの関係性や特異性についても触れておきたいのだが、ひとまず形だけは整ったので公開に踏み切った。

何か書き足して欲しい情報やご希望があればこちらにコメントをどうぞ。やれるかどうかはわからないけれど、参考にさせてもらうので。

ゲームハード一覧はドメイン移行と共にNotFound。

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published:2005-03-21