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- Junkieta.net → Log → Questions, 2004-06-28
「ゲームの批評者への100の質問」への回答
ネタ元 : Critique of Games。
- お名前(ハンドルネーム)、性別、年齢、などをよろしければお聞かせください。
- ハンドル:Tatsuki@junkyard sex:男 gender:内心微妙 sexuality:異性愛 年齢:成人済
- ゲームをやりはじめてだいたい何年になりますか?
- 17年。
- ゲームとはどのような立場で関わっていますか?(ex.クリエイター、ゲームライター、ゲームファン)
- ひたすらプレイヤー。クリエイターは「RPGツクール」で断念した過去が。
- どのようなゲームが好きですか?
- システムの一つ一つが溶け合ってるようなの。
- どのようなゲームが嫌いですか?
- 特になし。
- 好きなクリエイターはいますか?
- あまりたくさんの個人名を知らないのでパターンを言えば、無駄に魂込めてしまう人。
- 嫌いなクリエイターはいますか?
- センスという言葉でしか自分の仕事を説明しない人。
- 得意なゲームジャンルはありますか?
- 得意…というか、よくやるのはRPG、シミュレーション。
- 苦手なゲームジャンルはありますか?
- 苦手…というか、あまりしないのはシューティング、美少女系と呼ばれるもの。
- 最近やりたいゲームは、どういうゲームですか?
- サルになれるヤツならなんでも。
- 所有している家庭用ゲーム機(ハード)を、持っているだけ挙げてください。
- FC、SFC、GB、PS、SS、N64、PS2。
- その中で使用頻度の高いハードはどれですか?
- 今はもっぱらPS2。でもどれも故障するまでやってる。
- どのくらいの数のゲームをやりましたか?
- たぶん150~200くらい。
- 一日平均に換算すると毎日どのくらいゲームをやっていますか?
- しない日とする日の差が激しすぎるけど…たぶん一、二時間。小学生の頃なら四、五時間。
- 1ヶ月に平均どのくらいの本数のゲームを消化しますか?
- 三、四本、かな?
- 1ヶ月あたり、ゲームにどのくらいお金をかけてますか?
- 一万円前後。欲しいタイトルの値段による。
- よく読むゲーム雑誌、あるいはゲーム情報サイトは何ですか?
- 「ファミ通」を立ち読み、「ゲーム批評」をたまにめくる。
- マニアックなやりこみプレイなどはどのくらいやりますか?
- あまりやりこみに興味がない。サル化すれば何度でも繰り返しプレイするけど。
- ゲームの批評以外で、やっている批評とかって何かありますか?
- ネットでは特にないです。実生活では国際関係から料理の味まで。
- 画像・音声技術などにはお詳しいですか?
- かじった程度。ほとんど無知に近い。
- プログラムなどにはお詳しいですか?
- C言語に挑戦中。現在停滞中。
- その他にコンピューター関連の技術で詳しい分野などはありますか?
- 技術論はほぼペケ。わずかな知識と想像と妄想でカバーできるとこまで。
- ゲーム業界内部のゴタゴタなど(あそことあそこは仲が悪いとか、誰々が引き抜かれたとか)には詳しいですか?
- 全然。
- ゲームの歴史などには詳しいですか?
- 話くらいできるかな、というところ。
- ゲームのマーケティングなどには詳しいですか?
- あまり。狙っている層があるな、という印象を受けることはあるけど。
- ゲーム製作の事情などには詳しいですか?
- 偏った知識しかありませんが。
- どういう作品が、どういう層にウケているのかということについては詳しいですか?
- 妄想はよくします。
- ゲームについての意見を直接に聞ける人はどのくらいいますか?
- 三、四人。実家に帰れば二倍くらい。
- ゲームをとりまく偏見などについてはどのように感じていますか?
- 得体が知れない以上はしょうがない。でも何にしても狭い視点でギャースカ言うのは嫌い。
- いつ頃からゲームの批評をはじめられましたか?
- 口頭では五歳頃。文章では一週間前。
- ゲームの批評をはじめられたきっかけは何ですか?
- ゲームプレイって何なのかが気になってきたから。
- 批評を公開しはじめてからどのくらいになりますか?
- 一ヶ月ちょいにもなってきて、これからをどうするか考え中。
- どのような媒体で批評を公表していますか?
- このサイトですね。
- その媒体で批評をするということでもって、特に何か意識しなければいけないと思っていることはありますか?
- 色んな人が素直に読みやすいよう心がけ、HTML周りの言語を勉強しなおし中。
- ゲームの批評をしてみて何かよかったことはありますか?
- 言葉が次から次へとわいて出てくるようで楽しい。
- 逆にゲームの批評をしてみて何か悪かったことはありますか?
- 書いている間、他のことが目に入らなくなる。
- 現在ゲームの批評をやっている理由、目的などは何かありますか?
- ゲームをネタに小説や映画くらい議論できる世界が欲しい。
- どのような人に批評を読んでもらいたいと考えていますか?
- 誰でも。欲を言えば僕と議論してくれる人。
- 作品に点数をつけるタイプのレビューについてどのように考えますか?
- 点数だけはつまらない。レビューの中身の問題かと。
- (完璧に客観的ではなくても)できるだけ多くの人が納得できるような批評をめざしていますか?それとも、そのような批評である必要はないと考えますか?
- 目指してます。それが一番大事だと思ってます。
- 批評の際にどのような評価基準を設けていますか?(あるいは評価基準を設けることを意図的に破棄する、というのもアリです。)
- 感覚で。それをスタートにしてなぜ自分がそう評価したいかを考えることで書いてる。
- それぞれの評価基準についての明確な説明とかは用意していますか?
- それさえ示せたならば、僕の批評はまずは成功と言えます。
- 特に重視している評価基準は何かありますか?
- サルになるかならないか。
- クリエイターがどのようなつもりで作品をつくったか、という点をどの程度重視し、考えますか?
- それほどには。ただシステムから語ってる以上、「なぞってるかも」と思うことはある。
- クリエイターの意図とは違う形で「作品」の中に批評するべき点が出てきた場合などは、それをどの程度重視し、考えますか?
- 書くべきだと思えば迷わず書く。
- プレイヤーがどのようなかたちで作品をプレイしたか、という点をどの程度重視し、考えますか?
- サル状態時にどんな心理でプレイをしているかは最も考えます。
- (Q44~Q46の答えに関連して)あなたの中での[クリエイター:作品:プレイヤー]の重視の率を比率であらわすとすれば何対何対何ぐらいでしょうか?
- あまり考えてないです。批評するタイトルによるかも。
- 雑誌『ゲーム批評』や『ファミ通』またネット上の批評などの現在のゲームの批評全般の状況について何か思うことはありますか
- その作品にもとから興味を持ってる人しか読めないものが多すぎる。
- 「楽しくない、面白くないけれどもいいゲームだ」というようなゲームはありうると思いますか。
- そのゲームの語り方次第。個人的にはないと思う。
- ゲームの批評にとって役に立つようなもので、何か自信のある知識などはありますか?
- 知識というか、世の中がどうなってるのかとか、人の在り方みたいなものを考え続けることは必要だと思う。
- 小説とかはどういうのが好きですか?
- 理想を臆さず持ち、読み手を愛しているもの。ジャンルはあまり考えない。
- 小説の他に、本とかはどういうのを読みますか?
- 教育学・社会学関係が多い。あとたまに文化人類学とか。
- 映画とか漫画はどういうのが好きですか?
- 疾走感のあるテンポの良さとか。基本的に好みは小説と同じ。
- 音楽とかはどういうのが好きですか?
- 歌詞は伝わりやすさ、または意味の広さ。曲は気分による。
- 絵とかはどういうのが好きですか?
- ピカソとか。キュービズムの頃がわりと。
- ゲームのプレイスタイルが人と比べると何か特殊だったりしますか?(例えば、やらない時はまったくやらないけれども、やる時は一日14時間ぐらいゲームをやる、とか。)
- 「例えば」の通りです。
- 今までやったゲームの中で一番やりこんだゲームは何ですか?何時間ぐらいやりましたか?
- SFCの『ドラゴンクエスト5』。別に上げる気はなかったのにLV99まで行ってしまった。
- 攻略本や攻略サイトなどはどのような時に使いますか?あるいは全く使いませんか?
- ほぼ無視。クリア後にチェックして知らないことがあるかくらいは見ることがある。
- 一本の作品を批評する場合、最低でもその作品をこのくらいの時間はやっておこう、などの目安はありますか?
- ない。言葉にするに足る印象を受ければオーケー。
- 一つの作品についての評を書くのに平均してどのくらい時間をかけますか?(ゲームをやった時間は除いて。)
- 内容によるけれど…三、四時間~十時間くらい?
- 自分が「オタク」に属すると思いますか?思いませんか?
- たぶん違う。収集癖とかないので。
- 批評にとりあげる作品にはなんらかの選定をしていますか?選定をしている場合、どのような形で選定を行っていますか?
- 書きたいと唐突に思った作品を。
- ゲームの批評をする時に、他のメディアとの比較の上で考察をすすめていく必要がある、と考えますか?
- ゲームをしない人に分かるよう、ニュアンスを伝えるためくらいのものかな。
- (前の質問で「ある」と答えた方のみ)比較する場合、どのような形での比較をすることが多いですか?
- これはあの映画の~の感覚に似ている、とかかな。
- 自分の批評には何らかの価値があるとの自負はありますか?価値があるのだとしたら、それはどのような価値だと考えていますか?
- 少なくともゲームでものが考えられることを伝える役割は多少なりとも果たしているのではないかと。
- 今までに批評した中で、最も自信のあるものは何ですか。(URLがあればリンクを付けて)
- 『バイオハザード』かな。それまでの論考あってこそだけど。
- 今までに「うずもれた名作」のようなものを発掘したことがありますか?
- FC『銀河の三人』とか、どうでしょ。
- 有名な作品はだいたいやっていますか?
- それなりには。あまり意識はしませんが。
- やっておきたいんだけれども、まだやっていないゲームって何かありますか?
- 『ネクストキング』。 手に入らない…。
- ゲームの批評家として尊敬している人物、あるいは多くを学んだ人物は誰かいますか?(その人のウェブサイトがあるならば、できればURLを付けて)
- 学んだかどうかはもうちょい書いてみないと自分でもよくわからん…。具体的な人物名はハズいのでパス。
- ゲーム以外の批評分野の批評家であなたが尊敬している人物、あるいは多くを学んだ人物は誰かいますか?(その人のウェブサイトがあるならば、できればURLを付けて)
- 山ほどいるのでパス。
- このような批評は嫌だ、と思うような批評はありますか?
- ちんけな社会学者・心理学者みたいなの。
- ずばり、あなたの批評にとって最も大きな影響を与えているものを挙げるとすれば何ですか?
- 個々の作品への愛。
- 自分の批評を読む読者にわかっておいて欲しいこと、などはありますか?
- 読むだけでなく、そこから自分が何を考えるかを大事にしてほしい。
- ゲームの批評のために他に何か参考にされたものはありますか?
- 特にはなし。強いて言えば、すでにメッセージを発していた先人達の発言。
- (上記の質問で「参考にした」と答えた方のみ)具体的には、どのような形で参考にされましたか?(ex.物語の批評のために文芸批評の○○の枠組みを用いた)
- 自分の立場で発信できること、考えるべきことは何かと問い直すきっかけにさせてもらった。
- この作品は批評をしたいけれど、批評にならない。批評が書けない。というような作品はありますか?具体的にはどのような作品ですか?
- してみたいけど、何を語ればいいかがうまく浮かばないのが『ガンパレードマーチ』。もう一回プレイしてみてから考える。
- 作品を購入する時に参考にしているバイヤーズガイドは何かありますか?
- 特にない。 店頭でパッケージを見るくらい。
- (前の質問で何かを答えた方のみ)どのような形で参考にしますか?話半分ですか?ほぼ全面的に信頼ですか?あるいは他に何か工夫でもしていますか?
- 特にない。
- 批評だけでなく、作品を作ってみたいと思いますか?
- できると思えない。思えた時は、多分作りはじめる。
- 作品を作るとしたらどのような作品を作りたいですか?(細かい内容でなくとも「あの人の作るような作品」とか「あの作品みたいなの」という程度で結構です)
- 『リンダキューブ』みたいなのがイイ。背徳感と快感と緊張と、なりふりかまわないってどういうことかって考えられるよーな。
- 今はまだ存在していないような作品で「遊んでみたい」と思っているような架空の作品はありますか?
- 漫画『Hunter×Hunter』に出てくる『グリードアイランド』とか。ビデオゲームと言えるか微妙だけれど。
- 未プレイの人へのネタバレなどの配慮はしていますか?
- 配慮と呼べるほどのことはしていないなぁ。
- もっと評価されてしかるべき、だとか、もっと売れてほしい、と感じている作品はありますか?
- 色々あるけど、例えば『くにおくん』シリーズとか。テクノスがつぶれてしまったからリメイクもされないし…。
- ちょっと評価がされすぎなのではないか、だとか、ちょっと売れすぎなのではないか、と感じている作品はありますか?
- あまりわからない。得点評に興味がないので。売れすぎよりも売れない方が心配。
- 自分の批評を読んでみて、自分が批評対象とされているゲームの製作者だったとしたら、どのように感じると思いますか。
- 「ああ、そう見えるかも」くらいの軽い気持ちかな、と。企画者にはわかりきった内容が多いと思うので。
- 誉めるのとけなすのとではどっちが書きやすいですか?
- 特にどっちが得意、ということもない。でもけなすためだけなら書く気自体があまり起きない。
- 批判的に書いたものを公表するときは緊張しますか?
- 別に。身から出た錆に緊張するほど無責任なことを書くつもりはないので。
- 自分の書いたものに対してケチが付いた場合、どのような対処をしますか?
- ケチの付け方次第。参考になるケチはおおいに歓迎。
- 書いたものに対して、後になってから考えがかわった時、公表した文章をどうしますか?
- 元の文を黙って変えはしない。変化した考えを元に新しい文章を書くことの方がありそう。誤字脱字・引用ミスなどは早急に手をつける。
- クソゲー、バカゲーの類の批評はしますか?
- クソゲーの定義による。自分がのめりこんだ部分を重要視して書くので、それがあるかないかで判断。
- クソゲー文化(?)のようなものに対してどう感じていますか。
- 揶揄されるものに嗜好を持つことはいいんじゃないかと。
- 難易度の高いゲームは総じて評価がいまひとつになってしまう、などといった類の自分の評価の仕方の悪い癖などはありますか?あるいはあると思いますか?
そもそも難易度はプレイ時に何を目的とするかで変化するので、あまり気にしない。癖、ということで言うなら堅苦しいコトバ使いになってしまうこと。ゲーム内容にはそれほど左右される問題ではなく僕の問題だけれど。
- こういう作り方は間違っている、こういう作り方というのは許せん、というようなものは何かありますか。
- 特には。でも過去に逃げ過ぎないでほしい。
- 新しいものは積極的に評価しますか?
- 新旧は評価基準にしません。でもこれは味わったことのない楽しさだ、と思えたら評価します。
- グラフィックの美しさなどは積極的に評価しますか?
- その美しさがシステム・シナリオと噛み合っているならば。
- 「この作品をやってないのは人生を損してる」というようなオススメの作品を教えてください。
- 一応『ガンパレードマーチ』を挙げておくけれど、言い出すとキリがない。
- ずばり、ゲームの批評とは何でしょう。一言か二言で。
- 制作者の愛との格闘。
- ずばり、ゲームの今後について一言。
- もっと多くの人に幸せを運べる未来を目指してほしい。僕も及ばずながら参戦していくので。
- 最後に一言
- 笑って死ねる人生を。
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published:2004-06-28, updated:2004-11-05